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能登半島地震から2週間 約2万人が避難生活 岐阜県下呂市でも被災者を受け入れ

2024年1月15日 19:33
能登半島地震から2週間 約2万人が避難生活 岐阜県下呂市でも被災者を受け入れ
石川県珠洲市から避難してきた高筒実栄さん

正月1日の震度7から、15日で2週間が経過しました。いまだに安否不明者も多く、被害の全容がつかめないままの能登半島地震。

15日午後1時ごろ、岐阜県下呂市では、石川県珠洲市から避難してきた高筒実栄(たかんど じつえい)さんが報道陣の質問に答えました。

高筒実栄さん(74):
「本当にありがたいにつきませんね。支援って初めてやもんで、本当に親切にしてくれて助かってます。(自宅は)まだ見ていない。建物は建っている。中はどうなっているかわからない」

着の身着のまま、下呂市に住む娘ふたりを頼って一時避難。生まれ育ったふるさとを離れ、下呂市が提供している市営住宅への入居を決めました。ふるさとの状況が変わってしまったことについて質問されると、こう述べました。

高筒実栄さん(74):
「思い出してもいやな気持ち。生まれたところに住みたい」

能登半島地震の発生から、2週間がたった15日。避難生活を余儀なくされている人は、輪島市で7600人以上、珠洲市でおよそ4000人など、石川県内で2万人近くにのぼります。

石川県によりますと、15日午後2時までに222人が亡くなり、うち災害関連死が14人となっていて、今も22人の安否が分かっていません。

  • 中京テレビNEWS NNN
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