快速列車が停止信号で止まらず通過 運転士は発覚恐れて報告せず JR東海道本線で信号違反
JR東海道本線で、快速電車が停止信号で止まらず通過していたことがわかりました。
JR東海によりますと、24日午後5時半頃、東海道本線「穂積駅」と「大垣駅」間にある踏切で、同社の係員が雪で走行不能になった乗用車を確認。係員は非常ボタンを押して停止信号を表示させましたが、下りの快速列車は停止することなく、時速約95キロで通過したということです。
原因については、快速列車の運転士が大垣駅到着後の作業内容に気を取られていたため、停止信号に気づくのに遅れたとしていますが、運転士は違反の発覚を恐れて報告しませんでした。26日夜、同社の問い合わせフォームに乗用車の運転手から連絡があり、判明したということです。
踏切内で停止した乗用車が下り線側に進入していなかったため、列車と乗用車の接触はなく、けがをした人はいませんでした。