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“終活年賀状”から高級感あふれる金箔デザインまで!今月15日から年賀状受付がスタート

2023年12月9日 15:48
“終活年賀状”から高級感あふれる金箔デザインまで!今月15日から年賀状受付がスタート

いよいよ来週15日から年賀状の受付が開始!“終活年賀状”や金箔を贅沢に使用した高級感あふれるデザイン、デジタル年賀状が登場するなど、“新年の挨拶”も多様化が進んでいる。

クロスワードからコスプレまで!個性が光る年賀状

オンライン主流の時代だからこそ、年賀状のデザインにこだわりの“個性”を詰め込む人が増えている。家族全員が問いとして登場するオリジナルクロスワードや選挙風ポスター、干支をテーマにネズミに対して“干支を引き渡すように求める”書状形式のデザインなど、オリジナリティあふれる年賀状は見ているだけで面白い。

高知県にある木材の専門店「竹虎」では、公式HPにて4代目社長・山岸義浩さんが作った渾身の年賀状を毎年公開。元々、大学卒業を機に友人への近況報告としてスタートしたという山岸さんの年賀状。来年で40年目を迎え、年々、コスプレなど手の込んだものへと進化している。毎年楽しみにしている人の多いという「竹虎」の年賀状。山岸社長は、「(年賀状を)結構つくっているうちに、楽しみにしてくれている方が多くなってきたので、辞められなくなって結局ずっと続いてやってます」と照れ笑いを浮かべた。

また、最近では年賀状を終わらせるための“終活年賀状”を出すという人も増加。文面に“今年で年賀状を送ることを終わらせる”こと、今後の連絡先として文面にSNSのIDを明記して郵送する形が定番だという。デザインのオリジナリティが高まる一方、用途も多様化しているようだ。

「質感の高さに驚く」金箔デザインの年賀状が人気!

1年で3000種類の年賀状を販売している「フタバ株式会社」では、金箔を起用した高級感漂う“プレミアム年賀状”が人気を集めている。人気の理由について、「フタバ株式会社」常務取締役・市川宗一郎さんは、「手に取っていただいた時に高級感があったり、品質の高さに驚きを感じていただけると思ってます」と話す。3年前から販売がスタートした“プレミアム年賀状”。プリンター印刷の年賀状とは、違う質感に魅力を感じる人が多く、売れ行きを伸ばしてきたそう。

日本郵政のデータよると、年賀状の発行枚数は年々減少。しかし、フタバ株式会社ではWEB注文の利用者が増えており、印刷枚数に大きな変動は少なく、今年は8000万枚の印刷を予定しているという。時代に合わせて、注文方法やデザインが変化していく年賀状。市川さんは、「印刷枚数が減るのは、残念なところがあるが、自分がやりとりする親しい間柄の思いのこもった年賀状は、これからも続いていくと思います」と述べた。

動くエフェクトや動画も使用することができる「スマートねんが」など、デジタル化も進む年賀状。年賀はがきは出さなくとも、新年のあいさつをしたいという人々の気持ちは変わらないのだ。

年賀状は15日から受付スタート、12月25日までに出すと元日に届く予定だ。

  • 中京テレビNEWS NNN
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