三重県の“ひきこもり”推計で約2万人　支援推進のため「三重県ひきこもり支援情報サイト」開設

三重県は、ひきこもり当事者や家族への支援推進を図るため「三重県ひきこもり支援情報サイト」を開設しました。

三重県ではこれまで、県のホームページの中でひきこもりに関する情報発信をしていましたが、当事者や家族がより見やすいように視点を変えてサイトを改変。昨年度から作り込みを始め、5月1日に開設に至ったということです。

サイトには、ひきこもりに関する基礎知識や各市町のひきこもり支援相談窓口、居場所・家族会の案内など、当事者や家族の支援につながる情報が掲載されています。

2022年に内閣府が行った調査によると、15～64歳のひきこもり状態の人は、全国で約146万人とされています。この調査を元に割り出した県内のひきこもり人数は約2万人。また、県内の民生・児童委員が2021年に行ったアンケート調査では、40代の割合が高いことや、ひきこもり期間は10～20年未満が最も多いことなどもわかっています。

県は、ひきこもりに関する相談が増えていることなどから、人数は増加傾向にあると見込んでいて、今後も引き続き支援を進めていくとしています。