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退休寺「木造阿弥陀如来坐像」が県の指定文化財へ 県内では希少な平安時代の在銘像 愛知・春日井市

2024年1月29日 14:40
退休寺「木造阿弥陀如来坐像」が県の指定文化財へ 県内では希少な平安時代の在銘像 愛知・春日井市
提供:愛知県文化芸術課文化財室

春日井市の退休寺に安置されている「木造阿弥陀如来坐像」を、愛知県の有形文化財として指定すると県が発表しました。2月2日付けで指定される予定です。

「木造阿弥陀如来坐像」は退休寺の本尊で、像高は81.5㎝。2016年の調査で、像の内背部に墨書銘(ぼくしょめい)が発見され、1146年に造立開始された像であることが明らかになりました。県の担当者によりますと、県内では数少ない平安時代の在銘像で、美術史的な価値も高く、尾張国で制作されたことも明らかであることから新規指定に至ったということです。

愛知県では、価値の高い文化財の保存や活用するため、「愛知県文化財保護審議会」での審議を経て文化財の指定・登録を行っており、今回の新規指定で県内の指定文化財は636件になるということです。

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