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輸送機械工業の鉱工業生産指数が低下、大手自動車メーカーの工場停止などが原因か 三重県

2024年4月18日 18:26

三重県が令和6年2月の鉱工業生産指数を発表した。「鉱工業生産指数」とは、経済産業省によると、“鉱工業製品を生産する国内の事業所における生産、出荷、在庫に係る諸活動、製造工業の設備の稼働状況、各種設備の生産能力の動向を捉える”ものとしている。

三重県によると、2月の鉱工業生産指数は、前月比4.5%の低下で2か月連続でマイナスとなり、90.8(季節調整済指数、令和2年=100)を記録。

低下した業種は輸送機械工業、化学工業、プラスチック製品工業などで、上昇した業種は石油・石炭製品工業、電子部品・デバイス工業、業務用機械工業だった。

鉱工業生産指数が低下している業種はあるが、全体的には上昇傾向であることから、景気回復の兆しが垣間見える結果となったが、輸送機械工業のみ大幅な低下が目立った。

低下の理由について、三重県の担当者は、大手自動車メーカーの工場停止や能登半島地震を可能性のひとつとして挙げ、「売れていないのではなく、“生産したくても出来なかった状況”が続いたことが、低下の原因となっている可能性もある」と、2月の国内状況から低下の理由を予想した。

一方、鉱工業生産者製品在庫指数は、前月比3.3%の低下で2か月連続でマイナスとなり、82.4(季節調整済指数)を記録。低下した業種は輸送機械工業、電気機械工業(旧分類)、金属製品工業などで、上昇した業種は化学工業、鉄鋼・非鉄金属工業、その他工業だった。

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