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名古屋出身・谷川萌々子選手が“なでしこジャパン”に選出!目指す先は「オリンピックで金メダル」

2024年2月13日 18:12
名古屋出身・谷川萌々子選手が“なでしこジャパン”に選出!目指す先は「オリンピックで金メダル」

なでしこジャパンのメンバーに、名古屋市出身の18歳・谷川萌々子選手が選出された。小学生の頃には愛知の強豪・グランパスの育成チームでキャプテンを務め、なでしこジャパンでのプレーを“将来の夢”として語っていた萌々子選手。夢を叶えた18歳の若き選手が、パリオリンピックの切符を懸けて始動する。

名古屋出身18歳がなでしこジャパンに選出

2月8日、「日本サッカー協会」女子委員長・佐々木則夫氏らから、なでしこジャパンのメンバーが発表された。日本女子サッカーの、パリオリンピック出場権をかけた大切な最終予選。選出されたメンバーのなかに、名古屋出身の18歳・谷川萌々子選手の名前が挙げられた。

スポーツ記者の間では、“第二の澤穂希”と呼び声が高い谷川選手。中京テレビ「キャッチ!」では、小学校6年生の頃の谷川選手を取材していた。

男子チームで主将を経験!司令塔として活躍

取材当時、小学校6年生だった谷川選手が所属していたのは、なんと男子のクラブチーム。愛知の強豪・グランパスの育成チームで、チーム内の女子は谷川選手のみ。さらに、そのチームのキャプテンとして“司令塔”を務めていた。
理想のプレーについて、「得点につながるプレーをしたいし、自分で点を入れて勝ちたいです」と語っていた谷川選手。その目標を物語るように、試合では男子選手を鮮やかにかわし前線へのスルーパス、ワントラップで味方のゴールを演出。さらに、強烈なシュートも披露した。

当時取材をしていた元日本代表・北澤豪さんも谷川選手を評価。「右足も左足も、この子(谷川選手)使えるのね。なでしこジャパンに入った方がいいんじゃない?」と日本代表入りを期待していた。
「このあと勝つには何が必要?」という北澤さんの質問に対して、「遠くからボールをあげるのは難しいから、もっと最終ラインで崩して、確実にシュートを決めた方がいい」と的確に答えた谷川選手。小学生ながら客観的な視点で、“勝つために“必要なことを分析する姿が印象的だった。

日本の女子サッカー界を牽引する“期待の星”に成長

4人姉妹の3女。小学生の頃は、名古屋市内の自宅で家族と暮らしていた谷川選手。サッカーを頑張る谷川選手を家族全員が応援していた。取材時に、男の子の中でプレーをすることの苦労について質問すると、「お風呂とか!遠征でお風呂とか1人だったら怖かったりするし」と子供らしい一面を覗かせる返答が。続けて、「男の子の声が大きいから、まとめるのが大変だった」とキャプテンならではの苦労を教えてくれた。

中学校に進学すると、親元を離れて1人で福島県のアカデミーへ。将来の夢に向かって、力を磨き続けた。
小学校6年生の頃に語っていた、谷川選手の将来の夢。それは、“なでしこジャパンに入ること”。「まずは、なでしこジャパンに入ってオリンピックで金メダル。その金メダルをお父さんお母さんにかけたい」と笑顔で語った。

今年から海外リーグにも挑戦するなど、“日本期待の星”へと成長を遂げた谷川選手。子どもの頃からの夢を実現するべく、オリンピック出場を懸けた戦いがついに始まる。

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