定額減税の事務処理ミス 調整給付金の支給通知書など誤送付、660人分 福井市
福井市は13日、定額減税しきれない人に支払われる調整給付金の支給通知書などを、本来送るべき先と異なる住所などに送付するミスがあったと公表しました。誤送付したのは7月10日に発送したおよそ4万8000人分のうち、660人分だということです。
調整給付は今年1月1日に福井市に住所のある人が対象で、1月2日以降に転居したり転出したりした人については、新たな住所に書類を送るべきところ、元の住所に送ってしまったということです。また、給付の対象とならない1月2日以降に亡くなった人についても、誤って送付していました。
「亡くなった人の書類が送られてきた」という市民からの問い合わせで発覚したもので、現在回収を進めていて、改めて正しい住所に送り直すということです。
市によりますと、発送作業は業務委託先のNTT西日本福井支店に任せていましたが、データ処理時による抽出漏れに加え、発送する際の最終確認も怠ったことが原因だとしています。
市では「今後このような事案が発生しないよう、適正かつ適切な事務処理に努めたい」としています。