敦賀港 鞠山南地区を拡張 26日から供用開始 国際物流ターミナルの効率化目指す
敦賀港の国際物流ターミナルに整備された拡張部分の供用が26日から始まり、RORO船の発着場所を1か所に集約して物流の効率化につなげます。(11月26日)
供用が始まったのは、敦賀港の国際物流ターミナル鞠山南地区で拡張された、長さ130メートルの岸壁と広さ5.5ヘクタールのふ頭用地で、県が事業費158億円をかけ新たに整備しました。
敦賀市のあいあいプラザでは26日に式典が開かれ、施設の供用開始を祝いました。
現在使用されている鞠山北地区は、取扱貨物量の増加などで手狭になっているため、拡張部分の供用開始で船舶の混雑や貨物ヤード不足が解消され、物流の効率化が期待できます。
また、北海道と敦賀を結ぶRORO船の発着場所を鞠山北地区から鞠山南地区に移転することで、敦賀港内に点在している貨物ヤードを1か所に集約します。
なお県では、今後の貨物の増加を見込んで鞠山南地区でさらに岸壁を220メートル、ふ頭用地を4.8ヘクタール拡張する計画で、2027年度の完成を目指しています。