イノシシの骨で芳醇スープ「殿下福亥のししラーメン」 里山ならではの味わいで人気 福井市・殿下地区
福井市西部の山あいに位置する殿下地区で、この時期限定のイノシシの骨を使ったラーメンが人気を集めています。2日間煮込んだ芳醇なスープが特徴で、ほのかな甘さがあり、里山ならではの味わいが観光客の心を温めています。(2月12日)
しょうゆベースの白濁スープに、歯ごたえのある太麺が使われていて、これまでの4シーズンでおよそ3000食が提供されました。
■ラーメンを食べた人
「おいしいです。濃厚で」
「豚骨のイメージでいたけど、全然臭くない」
「しょうゆとイノシシの骨の相性が合う」
廃棄されるイノシシの骨を有効活用できないかと、6年前に地元の有志が考案したもので、去年は豚熱の影響でイノシシが激減し、提供を断念しましたが、農作物を荒らすイノシシが増えたため、2年ぶりに復活しました。
■リポート・川島秀成キャスター
「さっぱり感含めて沖縄そばにも近いような、すごく和風の雰囲気もあるラーメンです」
■こしのくに里山再生の会・松平成史さん
「イノシシを食べてもらって、地区の盛り上げにもつながって、いい形のサイクルになっていけばと思っています」
「殿下福亥のししラーメン」は3月上旬までの土日、祝日に提供され、売り上げの一部は能登半島地震の被災地に寄付されるということです。