シイタケと間違えて毒キノコ ツキヨタケを食べて食中毒に 福井市の60代から80代4人が医療機関受診も回復
福井市で25日、毒キノコのツキヨタケをシイタケと間違えて採取し、吸い物に入れて食べた男女4人が食中毒にかかりました。
ツキヨタケはブナやミズナラの倒木や枯れ木に生える毒キノコで、食べますと、30分から1時間ほどで下痢や嘔吐などの症状を引き起こすとされています。
見た目がシイタケやヒラタケに似ていることから、間違って採取するケースが全国で相次いでいます。
福井市保健所によりますと、25日にツキヨタケを吸い物に入れて食べた福井市の60代から80代の4人が、嘔吐などの症状を訴え医療機関を受診しました。
ツキヨタケが原因の食中毒で、市内の山でシイタケと間違えて採ったということです。
4人のうち2人が入院しましたが、症状が回復したため、すでに退院しました。
保健所では、確実に食べられるキノコだと判断できない場合には、食べたり、人に譲ったりしないよう呼びかけています。