【特集】アクティブシニア向け分譲マンション 健康で生き生きと、自立した高齢者にアプローチ 福井駅前再開発エリアに誕生
いわゆる「アクティブシニア」が日常生活に便利な“エキマエ”で暮らすケースが増えています。福井駅前の再開発エリアに誕生したシニア向けの分譲マンション。その内部を取材しました。
福井駅前の再開発エリア西側にある地上28階建てのマンション「ザ・福井タワー イニシアグラン」。2階から12階までの低層階部分はシニア向けのマンションで、分譲が始まっています。
■リポート 東海佳奈子キャスター
「一見普通のマンションと変わらない間取りですが、廊下も広めの造りになっています。そして、何と言ってもこの開放感のあるリビング。遠くには福井市内を一望できる見晴らしとなっています」
部屋は1LDKから2LDKで、フラットな設計や手すりなどはもちろん、所々にシニアに優しい工夫がされています。
■リポート 東海佳奈子キャスター
「コンセントなんですが、あまりかがまなくていいように、膝ぐらいの高さになっています。普通よりも少し高めの印象です」
「トイレに設置されているのが、緊急コールボタン。体調が悪くなった時に、ここで知らせることができます。ただ、普段は目立たないような形ですね」
シニア向けの住まいですが、いわゆる「サ高住」サービス付き高齢者向け住宅とは違い、キッチンなどもあります。ターゲットは「アクティブシニア」、自立したお年寄りです。
■コスモスイニシア ウェルデザイン事業部 シニアディレクター 宮本大峰さん
「“サ高住”にイメージする人が多いのが、介護を前提にしている人。今すでにその状態にある人は“サ高住”をメインに探すと思うが、こちらはまだまだ自身で自立して生活したいという意思を強く持つ人がいる。多少不自由な人もいるが、皆さん元気な人でそのまま何とか自分の力で生活したいという意思を持つ人が多い」
マンションにはラウンジのほか大浴場やプレイルームなど共用スペースも充実している他マンションの運営会社が屋外広場を活用したイベントも企画し入居者や地域との交流も広げていきたいとしています。
■コスモスイニシア ウェルデザイン事業部 シニアディレクター 宮本大峰さん
「館内では便利な施設を使ってもらったり、お風呂もあるので、健康上も配慮されている。安全な住まいに住んでもらいたい。街なかに出たら、すぐ足元に飲食店なりいろんな人、当然若い人も学生もたくさん活気づいているので、その場所に入ることによってさまざまな刺激を受けるので発見もある。変化に富んだ生活を日々送って、住んでもらいたい」
“エキマエ”に誕生した新たなタイプのマンション。年を重ねても“健康で生き生きと活動する”高齢者のニーズを掘り起こしています。