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鯖江駅前の空洞化懸念される中 空き店舗にチャレンジショップ募集 期待する効果は

2024年6月7日 15:31
鯖江駅前の空洞化懸念される中 空き店舗にチャレンジショップ募集 期待する効果は
鯖江駅前でチャレンジショップ募集(7日鯖江市)

鯖江駅前のビルで、空き店舗を活用するチャレンジショップの募集が始まりました。新幹線開業後、駅構内の売店が撤退するなど空洞化が懸念される中、人の流れを取り戻すきっかけづくりになるのでしょうか。

記者
「鯖江駅から徒歩1分の空き店舗。誰でも出店にチャレンジできるスペースに生まれ変わる。」

鯖江駅前ビルの1階にある広さ45平方メートルの一室。市内の菓子店が退去した後、半年以上使われないままとなっています。

こうした中、鯖江市は店を出したい人向けに、期間を限定する形で、家賃と光熱費を無料にして入居してもらう事業を始め、駅前のにぎわいづくりにつなげたい考えです。

鯖江市商工観光課 吉田 善幸 主任
「新たなにぎわいの創出が一つの課題だと思うので、一つの実験ということで。」

新幹線開業をきっかけにJRからハピラインへ運営主体が変わった鯖江駅。

駅構内はコンビニエンスストアが撤退し、隣接する観光案内所と眼鏡店も9月末で営業を終えることが決まっています。

駅近くで営業を続ける店からは、今回の取り組みに期待する声が聞かれました。

酒店の経営者
「鯖江駅を利用する人が減ってしまっていると思うが、時代を作っていくヒントが出てくるかもしれないし、新しいことにチャレンジできる場所として取り組みを評価したい。」

一方 今回貸し出される空き店舗の隣で営業するベーカリー店の経営者は今回の取り組みを別の角度からみています。

「時期が遅い。特急列車がなくなるとコンビニも出ていくとわかっていたのに、切り替わると同時に、新しいハピラインふくい鯖江駅を誕生させられなかったのはちょっとだめなんじゃないか。がっかり。隣のショップといっても立地が目立たないので。どのように考えているのかな。何もしないよりは良いが。」

今回は来年3月までの計画で、鯖江市では申し込みがあった順に、期間を区切って貸し出すことにしています。

(参考)出店期間は5日~90日で希望に合わせて調整。施設内での製造・調理は不可。

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