敦賀港の国際物流ターミナル 26日に拡張部分の一部供用開始
拡張された国際物流ターミナル=13日午後撮影、敦賀港「鞠山南地区」
敦賀港の国際物流ターミナルは拡張整備の 工事が進み、11月26日から一部の供用が始まります。県の定例会見で13日、杉本知事が説明しました。(11月13日)
同港の鞠山南地区にある多目的国際ターミナルは、県が7年をかけて拡張工事を進めていたもので、26日から新たに5.5ヘクタールの供用が始まります。国が整備したふ頭と合わせて岸壁の長さは430メートルとなり、貨物船の RORO船を1か所に集約します。
敦賀港で扱うコンテナの量はコロナ禍で落ち込んだものの、令和4年は1671万トンで回復傾向にあります。貨物量の増加を見込んで国際物流ターミナル全体では、令和10年度の供用開始を目指しています。
トラックドライバーの労働時間が制限される2024年問題もある中で、杉本知事は陸上輸送から海上輸送に変えていくポートセールスにも力を入れたいと強調しました。