福井地震から76年で追悼式 能登半島地震も教訓に「備え」誓う
地震の記憶を風化させないように(28日福井市足羽山)
福井地震の犠牲者の追悼式が28日福井市の足羽山西墓地で営まれ、参列者は能登半島地震も教訓に、震災への備えを誓いました。
慰霊碑の前には福井地震や福井空襲の遺族らあわせて39人が参列し、1分間の黙とうをささげた後、白い菊の花を献花台に手向けて犠牲者の冥福を祈りました。
叔父を亡くした家族
「母の兄は家の下敷きになってそのまま焼け死んだ。このごろちょくちょく地震があるので、やはり気を付けないとだめだなと。」
福井地震は76年前に福井平野を震源に起きたマグニチュード7.1の大地震で、3700人あまりが命を落としました。
参列した人たちは、元日に起きた能登半島地震も教訓に、地震の記憶を風化させないようにと決意を新たにしていました。