金井学園が学部新設の際書類を偽造 文科省が2025年度から4年間新学部・学科開設認めない行政処分
行政処分を受けた金井学園
福井市の学校法人金井学園は、学部を新設する際に提出する書類を偽造したとして、2025年度から4年間新しい学部や学科の設置が認められないとする国の行政処分を受けました。(11月29日)
文部科学省などによりますと2015年に福井工業大学に新設されたスポーツ健康学部について学園側が提出した土地の賃貸契約書のうち所有者1人の署名が偽造されていました。
契約書は2014年に当時総務部長だった男性が作成していて、今年2月に土地の所有者が亡くなり、契約を結び直そうとした際に偽造が発覚したものです。
学校の調べに対しこの職員は「認可の締め切りに間に合わせたかった」と話していたということで、職員は今月13日付で諭旨解雇となりました。
金井学園は「全学をあげて不祥事の再発防止及び信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。