県議補欠選挙告示、新人3人立つ 越前市今立郡南条郡選挙区 2つの議席を巡って9日間の舌戦
議員辞職などに伴う県議会議員越前市今立郡南条郡選挙区の補欠選挙が告示されました。2つの議席を巡って新人3人が立候補し、9日間の選挙戦がスタートしました。
県議会議員越前市今立郡南条郡選挙区の補欠選挙に立候補したのは、いずれも新人で、会社員で地域政党「ふくいの党」公認の三宅中氏35歳と、前の越前市議で無所属の中西昭雄氏57歳、それに性的マイノリティを支援する市民団体代表で、立憲民主党公認の藤田美保氏52歳の3人です。
■新人・ふくいの党 三宅中氏
「本当に自分自身のため、あなたのためになっている政策はありますでしょうか」
このうち三宅氏は、勤務先の製麺会社で、越前そばのPRのために奔走した経験から「現場の実情」を重視した政治を目指すと強調しました。
■新人・ふくいの党 三宅中氏
「私が目指すのは、あなたの現場に寄り添った、現場の声をしっかりとアイデアとして届けていける政治です」
この上で、2人の子どもの父親として子育て支援をはじめ、農林水産業に携わる人たちの所得向上に取り組みたいと訴えました。
■新人・無所属 中西昭雄氏
「枠の一つは私のような、オーソドックスでも着実にする実行力・権利・権力がある議員が必要ではないか」
前の越前市議の中西氏は、自民党県連などから推薦を得て、県議選に再挑戦します。
■新人・無所属 中西昭雄氏
「市民の安心・安全な暮らしをちゃんとやる議員が必要だと痛感している」
政策としては、農林水産業の振興や災害に強いまちづくりなどに取り組みたいと訴えました。
■新人・立憲民主党 藤田美保氏
「たくさん弱い立場の方がいる。私はその立場に立って活動を行っていきたい」
藤田氏は介護現場で働いた経験などから、社会的に弱い立場の人に寄り添った政治を行うとして支持を求めました。
■新人・立憲民主党 藤田美保氏
「弱い立場の方生きづらいと感じている方の声を聞き、よりその人らしい生活、その人らしい人生を送れるよう、私はこれから県政に届けていきたい」
また、性別にとらわれない社会の実現や、パートナーシップ制度の拡充に取り組みたいと訴えました。
今回の補欠選挙は、同じ選挙区内で現職の県議会議員2人が辞職するなどしたことに伴って行われるもので、投票は来月2日に行われ即日開票されます。