災害時に生活用水を確保 井戸水を手押しポンプでくみ上げコツ学ぶ
いまではあまり見かけなくなった手動のポンプが活躍します。市町の防災担当者が6日、井戸から水をくみ上げる方法を体験し、耐震性が高く、災害時でも生活用水の確保できる井戸の大切さを実感していました。
この講習会は井戸のメンテナンスなどを手がける福井市の企業が開いたもので、県内外の市町の防災担当者ら20人は、手押しポンプを使って、井戸に見立てた給水車から水をくみ出しました。
最新のポンプは1回押すと、1リットルほどの水が出る設計で、力の弱い人でも使うことができます。
永平寺町の職員
「ライフラインの水が、このような電力を使わないポンプでくみあげられる。すぐに対応できることが勉強になった。」
このあと「防災と井戸」をテーマとした座学があり、井戸は耐震性が高く、災害時に生活用水を確保する有効な手段。個人や民間企業の井戸の数や、水質をあらかじめ確認しておく必要性があると指摘がありました。