若狭町で「熊川葛」製造ピーク 日本三大葛のひとつ まろやかな口当たり 和菓子店などに出荷
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熊川葛=15日、午前10時、 若狭町・熊川地区特産品加工センター
日本三大葛のひとつ「熊川葛」の製造が最盛期を迎えていて、地元の振興会では、例年並みの130キロの生産を見込んでいます。
熊川葛はまろやかな口当たりと上品な味わいが特徴で、若狭町熊川では地区の有志でつくる振興会が江戸時代から伝わる伝統製法で手作りしています。
15日はメンバーが砕いた葛の根を竹の上で踏んで、葛粉のもとになるでんぷんを絞り出していました。「寒ざらし」と呼ばれる工程のひとつで、絞り出したでんぷんは真冬の冷たい水で20回以上さらして不純物を取り除いた後、自然乾燥させて真っ白な葛粉に仕上げます。
寒ざらしの作業は4月中旬まで続けられ、振興会では今年も例年並みの130キロの生産を見込んでいます。熊川葛は5月以降 小浜市内の和菓子店に出荷される他、若狭町内の宿泊施設などで提供されます。
最終更新日:2025年2月15日 21:39