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乾燥した根は漢方薬の原料に ヤマトトウキの湯もみ 冷え性や婦人病の治療に活用 高浜町・青葉山ハーバルビレッジ

2025年2月10日 20:15
乾燥した根は漢方薬の原料に ヤマトトウキの湯もみ 冷え性や婦人病の治療に活用 高浜町・青葉山ハーバルビレッジ
ヤマトトウキの根を乾燥させる=10日午後1時半、高浜町・青葉山ハーバルビレッジ

薬草の産地化を目指す高浜町で、漢方薬の原料となるヤマトトウキを加工する作業が最盛期を迎え、去年の5割増しの量を出荷します。

高浜町の青葉山ハーバルビレッジでは10日、青葉山麓研究所の職員や薬草栽培の事業者がヤマトトウキの湯もみをしました。ヤマトトウキは、乾燥させた根を冷え性や婦人病などの治療に用います。

湯もみの作業では、高温の湯に1時間以上つけて柔らかくした根と茎を丁寧にもんで、泥や汚れを取り除き、根を下向きにそろえます。この後、自然乾燥させ、5月以降に出荷します。

研究所によりますと、高浜町では合わせて15アールでヤマトトウキを栽培していて、肥料を変えるなど工夫をしています。今年は去年の1.5倍にあたる150キロを奈良の生薬問屋に出荷する予定です。

最終更新日:2025年2月10日 20:29
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