県内の薬局で窃盗被害相次ぐ 警察がチラシ配布 出入り口や薬剤保管庫などの施錠徹底呼びかけ
今月22日から23日にかけて県内の薬局を狙った窃盗被害が相次いだことがわかりました。警察は連続窃盗事件として捜査を進めていて、店舗の戸締り徹底など注意を呼びかけています。
警察によりますと、今月22日から23日にかけて、夜間に、丹南地域と福井市の薬局あわせて4つの店が窃盗被害にあったものです。
犯行はいずれも閉店後に無人になった店舗を狙っていて、入り口のガラスを割って侵入し、調剤室にある引き出しに保管されていた現金や薬剤が盗まれたということです。
警察は転売を目的とした同一犯による犯行も視野に窃盗事件とみて捜査を進めています。
また、窃盗事件の発生を受けて、警察は薬剤師会を通して県内の薬局に注意喚起のチラシを配布し、店舗出入り口や薬剤保管庫などの施錠の徹底を呼びかけています。
ところで、医療用医薬品は医師の処方箋がないと購入できないもので、許可なく販売することは法律で禁止されています。
県薬剤師会は、薬は用法用量を守って使用し、インターネットなどで転売されているものを見つけても、購入しないよう注意を呼びかけています。