地元の魅力を缶バッジに…児童考案のガチャ、市内8か所に設置 住民の交流にも 小浜市
小浜市内8か所で、市内の児童考案の「すごろくガチャ」が登場しました。地元の名所や伝統行事を描いた缶バッジは、すべての箇所を回らなくては全種類制覇できない仕組みで、子どもたちは地元の魅力発信や、住民の交流につながればと願っています。(11月17日)
■西岡芽生記者「カプセルの中には・・・イラストの缶バッジが入っています!」
伝統行事「お水送り」や明通寺、コウノトリなどが描かれた10種類の缶バッジ。5年前に4つの小学校が合併してできた小浜美郷小学校の4年生53人が作った「美郷すごろく」ガチャです。全種類集めると地元の野菜やコメ、若狭塗箸が贈られます。
「合併で子どもたちとの交流の機会が減り、寂しくなった」という住民の声をきいた児童たちが、4月から準備を進めてきました。カプセルの中には缶バッチのほかに2つの二次元コードが入っていて読み込むと児童が撮影した行事や施設の説明動画にアクセスできます。
17日に行われた設置式で、児童たちはグルメイベントのスタンプラリーから思いついたことや、身に着けるとイラストが「映える」缶バッチにしたことなど工夫した点を発表しました。
設置から約2週間が経ち、多いところでは残りのカプセルが半分にまで減った。児童の1人は「交流を増やしてほしいと言っていた人だけでなく、行事を知らない人も回して知ってもらいたい」と話していました。
ガチャは1個200円。各所に2台ずつ来月25日まで設置され、売り上げはコウノトリの保護団体に寄付する予定です。