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鉄道の維持かバスに転換か「平成筑豊鉄道」めぐり初会合 来年度中に方向性 高校生の利用調査が必要との意見も

2025年1月31日 19:02
鉄道の維持かバスに転換か「平成筑豊鉄道」めぐり初会合 来年度中に方向性 高校生の利用調査が必要との意見も

経営危機にある第三セクターの「平成筑豊鉄道」について、鉄道を維持するかバスに転換するかなどの方向性を来年度中に決定する方針を確認しました。

「平成筑豊鉄道」をめぐり今後のあり方を検討する協議会は31日、初めて開かれました。「平成筑豊鉄道」の社長のほか、福岡県や沿線自治体の担当者などが出席しました。

直方市と行橋市を結ぶ「平成筑豊鉄道」は、利用客数の低迷などで厳しい経営状況が続いていて、今後も鉄道を維持する場合、年間およそ10億円の赤字が続くと見込まれています。

■福岡県 交通政策課・窪西駿介課長
「現在の平成筑豊鉄道の経営状況や沿線市町村の財政負担を踏まえると、スピード感を持って議論していくことが必要です。」

初会合では、鉄道を維持するかバスに転換するかなどの方向性を、来年度中に決定する方針を確認しました。方向性を決める上では、利用者の4割にあたる高校生の利用実態を調査する必要があるとの意見が出たということです。

最終更新日:2025年1月31日 19:02