シンボルの観覧車も営業終了へ マリノアシティ福岡が8月18日に閉館 新施設の名称・時期は「検討中」
福岡市西区の大型商業施設、マリノアシティ福岡がことし8月に閉館します。運営する福岡地所は「ららぽーと福岡」などを手がける三井不動産と共同で建て替えを検討します。
■檜垣すみれアナウンサー
「大きな観覧車が特徴のマリノアシティ福岡です。きょうは平日ですが、多くの人でにぎわっています。今後、どのような姿に生まれ変わるのでしょうか。」
福岡地所と三井不動産によりますと、マリノアシティ福岡はことし8月18日に一時閉館し、共同で建て替えを検討します。
マリノアシティ福岡は、九州初の本格的なアウトレットモールとして2000年10月にオープンしました。現在、ファッションの専門店や飲食店などおよそ160の店舗が入っています。
博多湾を一望できる観覧車は高さ60メートルです。マリノアシティのシンボルですが、一時閉館とともに営業を終了するということです。ただ、撤去するかは検討中です。
■市民
「寂しいね。小さい頃、よく連れて行っていました。」
「買い物をする場所もそうですが、どうしても観覧車というイメージがあったので、プラス楽しめるような場所というか建物ができたらいいなと思います。」
「マリノアの観覧車には乗ったことがない。だから閉館する前には1回行きたい。」
キャナルシティ博多などを運営してきた福岡地所は、全国にアウトレットを展開する三井不動産とタッグを組むことで今後、時代のニーズに合った新たな商業施設を目指したいとしています。
一方、三井不動産はおととし、福岡市博多区に大型商業施設の「ららぽーと福岡」をオープンさせていて「福岡は人口も多く、インバウンド需要も見込める」としています。
またコロナ禍以降、福岡は外国人観光客も回復しているため、インバウンドの取り込みも期待できると専門家は話します。
■九州経済調査協会・松嶋慶祐 次長
「福岡を拠点にして、レジャーも含めて行く場合にバスが止めやすかったりとか、旅行で来られる方が立ち寄りやすいような場所にあるというところも非常にアドバンテージがあるような環境だと思いますので、インバウンドの需要も大きく見込める場所であると思っています。」
どのような店が何店舗入るかや、施設の名称、再オープンの時期は検討中ということです。