【始動】「屋台コンシェルジュ」福岡空港国際線で新サービス 外国人観光客に福岡名物の魅力を発信
福岡市の名物、屋台に外国人を呼び込もうと、新たなサービスが始まりました。福岡空港国際線ターミナルに登場したのは、その名も「屋台コンシェルジュ」。屋台の魅力を発信します。
27日、福岡空港国際線ターミナルの観光案内所に誕生した「屋台コンシェルジュ」。外国人観光客に福岡の文化の象徴である「屋台」をPRしようと、福岡市が企画しました。
■屋台コンシェルジュ・豊島慶子さん
「ここに行く場合、支払いは現金です。」
コンシェルジュを務めるのは、観光案内所のスタッフです。
■JTB福岡支店・山口陽子さん
「皆さん、こんにちは。きょうは屋台コンシェルジュの研修です。」
24日に行われた、コンシェルジュの研修。旅行会社や福岡市の職員、福岡在住のアメリカ人ツアーガイドから、屋台の基本知識や歴史、マナーなどを学びました。
研修を受けた豊島慶子さんと峰聖子さん。福岡市に住んでいますが、屋台にはあまり行ったことがないといいます。
■豊島慶子さん
「これからいろいろ行きたい。キャッシュを持っていった方がいいよとか、いくつか話した方がいいなと思う点はありました。」
講習のあとは、実際に屋台へ向かいます。この日、訪れたのは福岡市中央区の長浜屋台街です。屋台を準備するところから見学して、店主からも話を聞きました。
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「外国の方は多い?」
■明太中毒・米満達治さん
「外国の方、多いです。香港とか台湾とか。アジアが多いですかね。」
■乾杯
「カンパーイ!頑張りましょう。」
屋台の準備が整ったところで、料理の試食です。屋台の代表的なメニューのひとつ、「焼きラーメン」を注文しました。
■峰聖子さん
「(注文する人は)もともと知っていて、食べたいって感じで来る?ここに来て初めて焼きラーメンを知る感じ?」
■どげん家・竹本さん
「僕、独自に調査したんですが、 毎回、来られた方に何を見て来られたか訪ねるんですけど、だいたいYouTubeで見て来る人が多いですね。」
屋台の店主も、コンシェルジュに期待しています。
■どげん家・竹本さん
「3分の1ぐらいは外国の方が最近多いので。特に香港、韓国、台湾の方ですね。もっともっといろんな人に来てもらったら、楽しんでもらえたらなと思っています。」
店主の期待を受けて、屋台コンシェルジュは。
■峰聖子さん
「実際、屋台のご案内する時は自分も行ったということで、メニューも英語のメニュー準備してありますし、 こういうのもおいしいですよ、 おすすめですよっていうのがご案内できるかなと思います。」
そして迎えた「屋台コンシェルジュ」デビューの日。カウンターに、さっそく観光客がやってきました。
■屋台コンシェルジュ・豊島慶子さん
「宿泊するホテルの近くには、たくさんの屋台がありますよ。」
うまく案内できたでしょうか。
■韓国からの旅行者
「偏ったインフォメーションになってなかったので、ここで聞けたのはよかったです。」
■豊島さん
「(屋台は)フレンドリーでクリーンでおいしいということも、あわせて伝えていければ。」
福岡の文化を世界の観光客へ。インバウンドが回復する中、屋台コンシェルジュがそれを取り込む起爆剤になるのでしょうか。
※FBS福岡放送めんたいワイド2024年6月27日午後5時すぎ放送