バナナやリンゴを隠す穴・泥遊び場・坂道 ゾウの飼育エリアを初公開 7月にミャンマーから4頭を受け入れ 福岡市動物園
福岡市動物園に7月、アジアゾウ4頭がやってくる予定です。受け入れに向けてリニューアルされたゾウの飼育エリアが26日、報道陣に初めて公開されました。
■鬼丸ゆりか記者
「こちらは水浴びができるスペースで、ボタンを押すと水が出てくる。」
福岡市動物園のゾウの飼育エリアは、およそ18億円かけて改修が進められてきました。運動場はこれまでの3倍の広さとなり、ゾウにとってより野生に近い環境になったといいます。
この飼育エリアに7月、14歳のオス1頭と、3歳、12歳、22歳のメス3頭、合せて4頭のアジアゾウがミャンマーからやってくる予定です。
生まれ変わったゾウエリアには、野生のゾウの行動を間近で楽しむことができる仕掛けが施されています。
■鬼丸記者
「こちらの穴に、ゾウのエサが置けるようになっています。」
新築されたゾウ舎では、毎日違った穴にバナナやリンゴなどを隠し、鼻を伸ばしてエサを探す姿を観察できるということです。
また、野生のゾウは日ざしを防ぐために体に泥を塗る習性があるということで、泥遊び場も設けられました。
■鬼丸記者
「この坂を上ってきて、この辺りまで来ることができるということです。」
動物園の傾斜をあえて残し、高低差13メートルの坂を上り下りする、迫力ある姿を見ることができます。
■福岡市動物園・川越浩平園長
「ゾウが楽しく暮らせる施設を作った。子どもたち含め、たくさん園にお越しいただきたい。」
アジアゾウは7月、ミャンマーから福岡に到着する予定で、一般公開はことしの秋となる見通しです。