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【2024年問題】アイランドシティに九州最大規模の物流施設が完成 効率化で配送時間の短縮なるか 福岡

2024年4月5日 17:40
【2024年問題】アイランドシティに九州最大規模の物流施設が完成 効率化で配送時間の短縮なるか 福岡
2024年問題への一手となるか

福岡市東区のアイランドシティに九州最大規模の物流施設が完成し、5日、完成式典が行われました。ドライバー不足が懸念される「2024年問題」に直面する中、九州全域へ、さらには本州と九州をつなぐ配送拠点として、期待が高まっています。

5日公開されたのは、福岡市東区のアイランドシティに新たに完成した物流施設「TーLOGI福岡アイランドシティ」です。

地上6階建て、延べ床面積はおよそ14万8000㎡で、九州最大の規模を誇ります。

■吉原美樹記者
「倉庫内は極力、壁を少なくした設計で、とても広いです。」

トラックは建物の片側からそれぞれの階に直接車を乗り入れ、中で荷物を積み降ろししたあとは反対側の出口に進む「ダブルランプウエー型」の作りが特徴です。

■東京建物 ロジスティクス事業部・黒木英登 課長
「広い床面積を持つ倉庫が生まれると、保管効率も非常に上がる。施設側から提供できる物流の効率化というポイントを意識して開発をしています。」

都市高速の出入り口が近く、博多港をはじめ各地にアクセスしやすい立地で、九州全域はもとより本州につながる配送拠点となることを見据えています。

いわゆる「2024年問題」でドライバー不足が懸念される中、配送時間の短縮にもつながることが期待されています。

利便性の高い土地だとして、アイランドシティでは他の企業も続々と物流施設の建設を計画しています。開発担当者はすでに、この場所で稼働することへの手応えを感じていました。

■黒木課長
「全20区画ありますが1区画を残して満床状態です。アイランドシティの立地、消費地に近い、港湾貨物も扱える、そういったところの評価かなと考えています。」

2024年問題に直面する今、物流危機を救う一手となるのか期待が高まっています。