【長崎・ハウステンボスでのIRは認定せず】九経連の倉富会長「期待していただけに大変残念」
長崎県が佐世保市のハウステンボスに誘致を進めていたカジノを含む統合型リゾート施設=IRについて、国が整備計画を認定しない決定をしたことについて、長崎県でのIRを推進してきた九州経済連合会の倉富純男会長は「大変残念な結果」としています。
長崎県は、IRを佐世保市のハウステンボスに誘致することを目指し、去年4月、国に整備計画を提出していました。
国は同じ時期に提出された大阪府の整備計画をことし4月に認定、9月に認可していますが、長崎県の計画については「継続審査」としていました。
長崎県の整備計画を認定しなかった理由について、国は出資や融資を予定している企業が申請時から大きく変更されるなど、確実な資金調達を裏付ける根拠が十分とは言いがたいためなどとしています。
長崎県の計画では4300億円あまりの資金を調達するとして、今年度後半に建設に着手し、2027年秋頃の開業を想定していました。
長崎県でのIRを推進してきた九州経済連合会の倉富純男会長は国の決定を受け「インバウンドが大幅に回復する中、九州経済に寄与するプロジェクトとして期待していただけに、大変残念な結果」とコメントしています。