しゃきしゃき!3月2日は「春のサニーレタスの日」直売所の無料配布に行列 これから出荷のピーク
3月2日は語呂合わせで「春のサニーレタスの日」です。野菜の高騰が続く中、県内の一大産地である福岡県久留米市で2月28日、レタスが無料配布され、大勢の人が列を作りました。
久留米市の「道の駅くるめ」を訪ねました。
■吉村史織アナウンサー
「直売所の前に行列ができています。皆さんが手にしているのは、今が旬のレタスです。」
無料で配布されていたのは、久留米特産のレタスです。3月2日は語呂合わせで「春のサニーレタスの日」に制定されていて、地元産のレタスをPRしようと、JAくるめが企画しました。準備されたサニーレタスとグリーンリーフを詰め合わせた100袋は、わずか3分で配り終えました。
■訪れた人
「大きいですね。すばらしい。きれい。今、お野菜が高いから助かります。」
福岡県の中で久留米市は、レタスの生産者が70人以上いる一大産地です。県全体の7割に当たる年間およそ6600トンを出荷しています。直売所「道の駅くるめ」では、2月中旬からレタスのコーナーが設置されていて、10種類のレタスを手頃な価格で販売しています。
市内のレタス畑では28日、生産者が収穫に追われていました。これから4月にかけて、出荷のピークを迎えるといいます。採れたてのレタスを特別に試食しました。
■吉村アナウンサー
「すごく肉厚で、しゃきしゃきしていて、ハリがあっておいしいです。」
福岡大同青果によりますと、28日の速報値で、サニーレタスの1キロあたりの価格は324円と、前の年の同じ時期と比べ1.6倍となっています。去年からの天候不順に加え、資材や燃料費の高騰も要因の一つと見られています。
■JAくるめ リーフレタス部会・森光新司 部会長
「去年から(夏は)猛暑日が続き、秋が短く、すぐ冬に入って寒い日が続き、生育は良くないですね。今からは平年通りになっていくと思います。暖かくなれば。」
特産のレタスをよりおいしく食べてもらうため、道の駅のレストランでは、28日から3月2日まで3日間限定で、サニーレタスを使ったメニューを提供しています。
レタスをたっぷり使った「サニーレタスと鶏ハムのシーザーサラダ」と、レタスを豪快に巻いた「サニーレタスとチキンサラダの太巻き」です。
■吉村アナウンサー
「酢飯の感じと、しゃきしゃきとした食感、甘味のあるレタスがよく合います。」
久留米市のサニーレタスの出荷は6月ごろまでで、県内はもちろん、東京や大阪を中心に全国へ出荷されます。