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新たに芦屋町の5か所の井戸で最高10倍のPFAS 県は飲用を控えるよう呼びかけ 福岡 

2025年3月3日 19:06
新たに芦屋町の5か所の井戸で最高10倍のPFAS 県は飲用を控えるよう呼びかけ 福岡 

福岡県は3日、新たに芦屋町の5か所の井戸で、国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」が検出されたと発表しました。

福岡県によりますと、暫定指針値を超える有機フッ素化合物「PFAS」の一種「PFOS(ピーフォス)」と「PFOA(ピーフォア)」が新たに検出されたのは、航空自衛隊芦屋基地周辺の7か所の井戸のうち5か所です。

「PFOS」と「PFOA」は人体への影響が指摘されていて、最も高かった場所では暫定指針値の10倍の数値が検出されました。

去年、国が行った調査で、芦屋基地の飲用の井戸から目標値の30倍の「PFAS」が報告され、福岡県は基地周辺の河川や水路などの水質調査を行っていました。

今のところ、健康被害は確認されていないということです。

福岡県は今後、汚染範囲を把握するため調査の範囲を拡大するとともに、芦屋町の住民に対し井戸水の飲用を控え、水道水を利用するよう促していくとしています。

最終更新日:2025年3月3日 19:14
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