”値上げラッシュ”の春です。民間の調査会社、帝国データバンクによりますと、3月は2300品目以上の食品が値上がりします。コメの価格高騰の影響は台所の味方、冷凍食品にまで広がっています。

福岡県久留米市にあるスーパーです。

■買い物客
「（1回の買い物で）大体5000円で収まっていたのが7000円とか。」
「なるべく、もう値上がりが収まってくれればいいなと思いますけれど。」

そんな思いも裏腹に、民間の調査会社、帝国データバンクによりますと、3月の食品の値上げは2343品目に上ります。ことしに入ってすでに、1万品目以上の食品が値上げされたことになります。中でも、値上げ品目が多いのが台所の味方である冷凍食品などの加工食品で、1381品目が値上げされます。

■吉村史織アナウンサー
「普段は商品を大量に仕入れるなどして安さが売りのスーパーですが、昨今の物価高によって売り場にも影響が出ているということです。」

■明治屋ジャンボ市 久留米インター店・神田航児 店長
「この辺りが今月値上がりした冷凍食品のコーナーです。チャーハン、焼きおにぎり、ピラフ含め、すべてのコメを使っているものは大体、値上がりになっています。」

この店では3日から、マルハニチロの「あおり炒めの焼豚炒飯」は54円値上がりして377円、ニッスイの「大きな大きな焼きおにぎり」は30円値上がりの485円になっています。