【会見】九州運輸局に新局長が就任「地域の交通の確保は非常に厳しい局面」ライドシェアなど活用して問題に取り組む 福岡
6月から福岡県で始まった一般ドライバーが有料で人を運ぶ「ライドシェア」についてです。新しく就任した九州運輸局の局長は7月25日、「移動の足の不足解消につながることを期待している」と述べました。
7月1日付けで九州運輸局の新しい局長に就任したのは、原田修吾氏(53)です。
原田局長は25日の就任会見で「観光・交通の課題を重点的に取り組んでいきたい」と抱負を述べました。
■九州運輸局・原田修吾 局長
「都市部以外の地域の交通、足の確保は非常に厳しい局面を迎えていると思います。新しいライドシェアの制度なども含めて、いろんな制度を活用してこの問題に取り組みたい。」
タクシー会社の管理のもと、一般のドライバーが有料で人を運ぶ「日本版ライドシェア」は、福岡県では福岡市や太宰府市など15の市と町の「福岡交通圏」で6月12日からサービスが始まっています。
開始からおよそ1か月間で延べ356台が稼働して2707回利用され、原田局長は「順調なスタートを切れた」との見方を示しました。
■原田局長
「移動の足の不足解消につながることを期待していますし、本局としても全力で支援していきたい。」
また、観光については、新型コロナ収束後、九州でも外国人観光客が回復しているとして「九州の魅力を発信するとともに、受け入れ環境を整備していきたい」と述べました。