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西鉄電車に14年ぶり新駅 開業直前の「桜並木駅」の内部を公開 普通列車のみ平日8000人の利用見込む 福岡

2024年3月5日 16:09
西鉄電車に14年ぶり新駅 開業直前の「桜並木駅」の内部を公開 普通列車のみ平日8000人の利用見込む 福岡
14年ぶりの新駅まもなく開業!

西鉄電車に14年ぶりに誕生する新しい駅が5日、報道陣に公開されました。人口増加に伴い、地元からの要望を受けたもので、周辺地域の利便性向上が期待されています。

■元木寛人フィールドキャスター
「今、14年ぶりの新駅、桜並木駅の看板の設置作業が進められています。」

5日午後、メディアに公開されたのは、16日に福岡市博多区竹丘町に開業する西鉄天神大牟田線の新しい駅、桜並木駅です。

駅舎は3階建てで、3階に列車のホーム、2階に改札が設置されるほか、2階の一部と1階にはテナントが入ることになっています。

隣の雑餉隈(ざっしょのくま)駅とは、西鉄電車の駅間としては最も短い500mしか離れていませんが、周辺地域の人口増加で地元からの要望を受けて建設されました。

新駅に止まるのは普通列車のみで、平日は上下線合わせて232本、およそ8000人の利用が見込まれています。

西鉄は「地域に愛され続ける駅づくりを目指し周辺住民の利便性向上を図りたい」としています。

16日に開業予定の桜並木駅の場所を見ていきます。

春日原(かすがばる)駅と雑餉隈(ざっしょのくま)駅の間にあり、近くの桜並木にちなんで駅名が付けられました。JRの南福岡駅も徒歩圏内ということで、天神や博多へのアクセスも便利です。

桜並木駅の開業に伴う影響もすでに出ています。駅周辺の住宅地では、去年の基準地価が県内トップの上昇率となっていて、日本不動産研究所の高田卓巳さんによりますと、中心部へのアクセスの良さもあり、マンション用地として注目されています。駅開業で人口も増え、今後も地価は上がり続けるのではと分析しています。