【GWの車での遠出】あまり使っていない車はエンジントラブルに注意 高速道路はタイヤのトラブル多発 渋滞を回避して快適ドライブを 福岡
ゴールデンウィーク前半が終わり、30日から3日間は平日で、連休の谷間となります。5月3日からの後半を楽しみにしていらっしゃる方も多いと思いますが、車での遠出の前に注意してほしいポイントをまとめました。
福岡市東区で30日、花自動車の点灯式が行われました。ことしは「福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール」の開業10周年を記念した車両や「マリンワールド海の中道」の仲間たちが描かれた3台が登場しました。
1台あたり1000個のLED電球が使われています。
■園児
「きれいだった。」
「キラキラしてきれいだった。」
花自動車は、どんたく前日の5月2日から最終日の4日まで福岡市内を走ります。
一方、せっかくの大型連休、遠出をする際には注意が必要です。
■吉村史織フィールドキャスター
「GWは帰省や行楽などで車を利用する人が増え、それに合わせて車のトラブルも多発するということです。」
JAF福岡支部によりますと、福岡県内では去年、ゴールデンウイーク期間中に1日平均で332件の出動要請があったということです。
30日午前、JAF福岡基地の隊員が向かったのは、エンジンがかからなくなったというトラブルの現場です。こうしたエンジンのトラブルは、日ごろあまり使われていない車を中心に顕著に増えるといいます。
■JAFロードサービス隊・田北和志 班長
「日頃乗っていなくて、そういう時(GW)だけ動すという人だったら、長期間乗っていないとバッテリーが上がることも。定期的にエンジンをかけて充電していただくのが大事です。」
一方、高速道路上で最も多いのがタイヤのトラブルです。
■JAF福岡支部・広瀬翔さん
「タイヤのパンク、空気圧不足、バーストといったトラブルがたくさん発生しています。」
『バースト』とは、車の走行中に突然、タイヤが破裂する現象です。タイヤの空気圧が低いと、タイヤの表面が波打ち熱を持つことで、バーストにつながりやすくなるとされています。
■広瀬さん
「運転にあまり慣れていない人も同じ道路、しかもふだんと違う渋滞している道路を共有して走るというかたちになります。ある程度、広い車間距離をとって一定のスピードで走るということが渋滞防止、事故防止につながってきます。」
JAFでは「いつも以上に安全運転を心がけてほしい」と呼びかけています。
GW後半の渋滞予測ですが、NEXCO(ネクスコ)西日本によりますと、下りは5月3日がピークで、九州道・筑紫野IC付近を先頭に午前9時ごろ、最大30キロの渋滞が予測されています。
一方、上りのピークは5月5日で、午後5時ごろ広川IC付近を先頭に、最大25キロの渋滞が予測されています。
こうした渋滞をできるだけ避けるために活用できる、こんなページがあります。NEXCO西日本のHPからルート検索画面を開きます。
例えば、下りの渋滞ピークが予測されている5月3日に福岡から熊本に出発する場合、「福岡」「熊本」「3日」と入力して検索します。
そして、少し下の方にある「所要時間の推移を見る」を押すと、こうしたグラフが出てきます。通常1時間ほどで行けるところ、午前9時に出発すると2倍以上の2時間15分もかかってしまうということです。
早朝6時に出れば、渋滞に巻き込まれないで済むということが分かります。