【ギャラクシー賞】FBS「発見らくちゃく!」に優秀賞 高校に通えなかった女性の青春を追う 東京で贈賞式
放送文化の向上を目的とする「ギャラクシー賞」の贈賞式が31日に開かれ、FBSの番組「発見らくちゃく!」が、最高位の大賞に次ぐ優秀賞を受賞しました。
第61回「ギャラクシー賞」で、テレビ部門・優秀賞を受賞したのは、FBSで去年12月に放送した「発見らくちゃく!」の特別番組です。
「発見らくちゃく!」は視聴者の依頼に応える番組で、「失われた青春を取り戻したい」という28歳の女性に、福岡市内の高校の協力を得て2日間の高校生活を送ってもらう様子を伝えました。女性には、父親の暴力から逃げるため小学校卒業と同時に母親と海外に移り住み、その後も複雑な事情で中学校や高校に通えなかった過去がありました。
■轟木洋志ディレクター
「こんなに壮絶人生を歩んでいる依頼者がいるのか。ただただ学校に通ってみたいという、彼女の願いをかなえてあげたいというところからの試みになりました。」
ギャラクシー賞のテレビ部門は、全国の放送局からのエントリーなど合わせて416本の番組が審査の対象となっていました。