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伝統の「はんぎり」に乗って子どもたちがプール開き 少子化で閉校するため最後の行事に 福岡・筑後市

2024年6月14日 16:58
伝統の「はんぎり」に乗って子どもたちがプール開き 少子化で閉校するため最後の行事に 福岡・筑後市
今回が最後の行事に

14日も暑かった!福岡では県内各地で、30度を超える真夏日を記録しました。

福岡県筑後市の小学校では、子どもたちが待ちに待っていた行事が行われました。

■子どもたち
「きゃー。」

プール開きです。ただ、この小学校のプール開きはひと味違います。

子どもたちが乗っていたのは「はんぎり」です。この地域では特産品のヒシの実を採るために使う桶のことを「はんぎり」と呼んでいます。古島小学校では地元の文化を知るため、毎年、「はんぎり」を使ってプール開きをします。

■子どもたち
「楽しかった。こぐところ。」
「先生も乗っていておもしろかったし、自分が乗れて一人でこげたからよかったです。」

実は、116年の歴史がある古島小学校でこの行事を見られるのは、これで最後です。少子化などを理由に来年3月に廃校になるためです。

■6年生
「少し寂しいですが、古島小学校ではんぎりをやってたよと伝えられたらいいなと思う。」

古島小学校は来年度、ほかの2校と統合されます。校長は新しく開校する小学校にも、この伝統行事を引き継ぎたいとしています。

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