魚の隠れ家や産卵場所に「海のゆりかご」アマモを守る ダイバー・ドローン・ソナーで博多湾の生育調査
こちら、海の豊かさを守るアマモを、みなさんご存じでしょうか。11日、アマモの生育状況などの調査が博多湾で行われました。
■檜垣すみれアナウンサー
「調査ポイントに到着しました。これから海に潜って調査を開始します。」
11日、福岡市西区の博多湾では、アマモ場の保全活動を行っている団体などが満潮に合わせて、海底にどれくらいアマモが生息しているかなどを、ダイバーによる潜水や上空からのドローン、ソナーによるスキャンで調査しました。
アマモは海の中に生えている海草です。海のゆりかごとも呼ばれ、魚の隠れ家や産卵場所になるほか、二酸化炭素を吸収して、海の環境をよくする働きがあるため、地球温暖化を緩和する手段の一つとして注目されています。
一般社団法人ふくおかFUNでは、2017年からアマモを苗や種子で増やす活動を行っていて、その規模は年々拡大しています。
■ふくおかFUN代表・大神弘太朗代表理事
「全体的にはこれから成長して長くなって1メートルを超えるようなアマモがたくさんあったと思います。」
ふくおかFUNではアマモがあることによって、タツノオトシゴなどさまざまな魚が生息できる博多湾の魅力を多くの市民に知ってほしいと話していました。