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アイランドシティに3つめの小学校が開校 ファミリー層の流入で教室が足りず プレハブ授業の児童も 福岡 

2024年4月8日 19:27
アイランドシティに3つめの小学校が開校 ファミリー層の流入で教室が足りず プレハブ授業の児童も 福岡 
アイランドシティに3つめの小学校

8日は福岡県内の多くの公立学校で新年度がスタートしました。人口が増加している福岡市東区のアイランドシティには、3校目となる新しい小学校が開校しました。

■照葉はばたき小学校・篠原浩一校長
「開校宣言!福岡市立照葉はばたき小学校を開校いたします。」

福岡市東区のアイランドシティに8日、開校した照葉はばたき小学校では、2年生から6年生までの児童330人余りが、真新しい体育館で開校式と始業式に臨みました。

■児童代表あいさつ
「学校の近くを通るたびに、できあがっていく姿を見て、私が新しく通う学校だ、どんな校舎なのか、どんな遊具があるのか、胸がわくわくしていました。」

■児童
「少ない人数で、みんなで学校を支えて、委員会活動などでもみんなで頑張っていきたいです。」

開校したばかりの新しい小学校の校舎内には、様々な工夫がありました。

■吉村美樹記者
「こちらは図書室です。真新しい木のいい香りがします。床や壁などに木目を生かした素材がふんだんに使われています。」

福岡県産の木材が校内のいたるところに使用され、児童たちは木のぬくもりを感じながら授業を受けることができます。

■吉村記者
「こちらは廊下に設置された手洗い場です。このように水が自動で出てきます。」

新型コロナウイルスなどの感染症対策のため、非接触型の蛇口が校内のほとんどの手洗い場に取り付けられています。

また、バリアフリー対策としてエレベーターも設置されたほか、災害対策で校舎の2階部分に体育館を設置しました。

■児童
「こんなきれいな校舎で6年生を迎えられて、感謝をしたいです。」

アイランドシティでは、高層マンションが相次いで建設されるなどしてファミリー層が流入し、児童の数が増えています。

アイランドシティ内だけでも、2007年の照葉小、2019年の照葉北小に続き、照葉はばたき小は3つ目の開校です。

子どもたちが増え、地域が活気づく一方で、課題もあります。照葉小学校では教室が足りなくなり、一部の児童はプレハブの校舎で授業を受けています。

福岡市教育委員会は「アイランドシティ全体で、子どもたちの人口に合わせ学校の人数を調整するなどし対応していきたい」としています。