【苦情】「出庫に1時間以上かかった」花見の週末に出庫待ちの車の長い列が 駐車場に構造上の問題 福岡
桜は見頃を迎え、福岡市の舞鶴公園ではこの週末、多くの人でにぎわいました。その一方、観光客を迎える上で、大きな課題も見えてきました。
福岡市の舞鶴公園では、桜の見頃を迎えていました。
■訪れた人
「きれい。」
「風が吹くと花びらが舞ってよかった。」
「ウィーラブ桜!」
桜の満開が発表されて初めての週末、多くの人でにぎわいました。その一方で。
■永石莉里子記者
「公園を訪れる人たちが利用する駐車場です。料金所では利用する人たちが長い列をつくっています。」
舞鶴公園に去年新しくできた大型駐車場では、利用者があとを絶たず、出入り口には常に10台ほどの車が並んでいました。
■利用者
「列があって入れないと思ったので、グルっと1周まわって戻ってきた。30~40分くらい。」
この駐車場は福岡市が去年、多くの観光客を受け入れるため、裁判所の跡地に新たに整備しました。観光バスを含め、およそ300台が止められます。
週末は利用客が多く満車状態で、特に出庫する車で、なぜか長い列ができていました。
福岡市によりますと、祭り期間中に「出庫するのに1時間以上かかった」など、苦情が数件寄せられたといいます。
出庫に時間がかかるワケ。それは、駐車場の構造上の問題です。
舞鶴公園の東側に位置する駐車場は、周辺を堀や体育館に囲まれているため、出入りするには赤く示した1本道しかなく、いわゆる袋小路の状態です。
出口が1か所の上、料金を支払うため時間がかかり、その結果、大混雑するというわけです。
この問題に、福岡市の高島市長は。
■高島市長
「基本的には公共交通機関を使ってください。警備員を増員してスムーズに流れるような工夫もできると思う。」
福岡市は誘導員を増やして対応しているとした上で、今後も出庫や支払い方法をスムーズにするなど検討したいと話しています。