【居座り寒波】路面凍結の恐れ 車の運転と歩き方の注意点まとめ 転倒しやすい場所は
路面が凍結する恐れがある中で特に注意しなければならないのが、車の運転や歩行です。どうしても外出しなければならない場合の注意点をまとめました。
まずは車の運転です。ドライバーが気をつけるべきポイントの一つが、ブラックアイスバーンです。
一見すると濡れただけの路面に見えますが、実は薄い氷が張っています。
JAF=日本自動車連盟の検証動画では、ブレーキをかけても止まらず、車は70メートルほど前進し続けました。
JAFが呼びかけるスリップ事故の予防策は「滑ることを前提にした慎重な運転(予測運転)」と「急発進・急カーブ・急停止を絶対にしないこと」です。もちろん、チェーンの装着や冬用タイヤの使用は大前提です。
続いて、徒歩で外出する場合です。靴を選ぶ場合はゴムのように柔らかい裏面で、なるべく溝が多いものにしましょう。
許可を得てスケートリンクで実験してみると、裏面が平らなパンプスでは滑って歩けませんでしたが、裏面に溝が多いスニーカーでは。
■阿部まみアナウンサー
「パンプスに比べて、スニーカーの方が安心感があります。」
応急的な滑り止めを作る場合は、靴に輪ゴムを巻いたり、靴の裏面に絆創膏(ばんそうこう)を貼ったりすると効果的です。
歩き方のコツは「ペンギン歩き」です。足の裏全体を地面に着けて歩幅を小さく、ゆっくり歩くことを意識すれば転倒の確率は大幅に下がります。
一歩目を踏み出す時に路面の状態を確認し、足下をよく見ながら歩いてください。
改めて、転倒を防ぐための靴選びや歩き方についておさらいです。
外出する時はハイヒールなどは避け、底に溝がある滑りにくい靴を選ぶことが大切です。そして、凍結した路面を歩く時は重心をやや前にして、靴の裏全体を着けながら小さな歩幅を意識してください。よちよちと氷の上を歩くペンギンのような「ペンギン歩き」が理想です。
街中で転倒しやすい場所をまとめました。
「横断歩道の白線の上」「地下鉄の出入り口」「バスやタクシーの乗り場」などは、雪が踏み固められ滑りやすくなります。また「駐車場やガソリンスタンドなど車の出入りがある歩道」も、車が発進する時のタイヤの摩擦で路面が磨かれて転倒しやすくなります。
最新情報を確認し、気をつけてお出かけください。