【感染症】溶連菌は減少するも16週連続で警報レベル マダニが媒介する感染症はことし2人目を確認 福岡
感染症についてのニュースです。福岡県ではいわゆる溶連菌が16週連続で警報レベルとなっています。一方、マダニが媒介する感染症が新たに1人報告されました。ことし県内で2例目です。
福岡県によりますと、5月5日までの1週間の定点把握で、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、いわゆる溶連菌の感染者数は1医療機関あたり4.62人でした。
前の週より減少しているものの依然として警報レベルで、これで16週連続です。
福岡県は、保育園など接触の多い集団の場で感染が広がりやすいとして、手洗いやうがいなど基本的な感染対策をとるよう呼びかけています。
一方、マダニによる感染症SFTS、重症熱性血小板減少症候群の新たな感染が報告されました。ことしに入り2例目です。
感染したのは北九州市八幡西区の80歳の男性で、発熱が続いたため入院したところ、マダニに噛まれたあとがあったということです。SFTSは発熱や腹痛を引き起こし、重症化すると死に至ることもあります。
気温が高くなるこれから活動が活発になるため、県は草むらや藪の中に入る時は長袖長ズボンなどで肌を露出しないよう対策を呼び掛けています。