西鉄バスが値上げへ 初乗り170円→210円 2024年1月20日から
西鉄が路線バスの運賃を値上げします。ことし6月に西鉄が申請していた上限運賃の変更について、九州運輸局が13日付けで認可しました。
改定後は、西鉄バスの初乗り運賃170円が210円となります。グループ会社の西鉄バス北九州も170円が210円になり、西鉄バス二日市と西鉄バス宗像は160円から210円に値上げします。
2024年1月20日からの値上げを予定しています。
天神と博多駅の間などで運行している150円バスは今回は値上げしないということです。
今回の運賃改定により、65歳以上が対象のグランドパス65の1か月券は、6100円から6300円に値上げとなります。一方、75歳以上を対象としたグランドパス75が新設され、1か月券は5000円です。
エコルカードは高校生・大学生・専門学校生向けの1か月券が7200円から8000円に、小学生・中学生向けの1か月券が3600円から4000円に値上げされます。
改定後の運賃や定期券の運賃などは、12月15日から西鉄のホームページなどで案内するということです。
コロナの感染拡大前の2019年度と比べて、ことし4月のバス利用者は平日で21%、土日祝日で28%減っています。西鉄は、乗客の回復が頭打ちになっていることや、燃料費の高騰を値上げの理由に挙げています。
運賃の値上げは、消費税増税による料金改定や100円バスの値上げを除くと、1998年8月以来、およそ25年ぶりだということです。