【ストップ!飲酒運転】事故現場のオイルの痕跡をたどり車を発見→基準値の8倍近いアルコール「運転が終わってから飲んだ」
福岡県大牟田市で12月、酒を飲んで車を運転してガードレールに衝突し、警察に報告しなかったとして、1月22日、25歳の男が逮捕されました。警察は、現場に残ったオイルの痕跡をたどり近くの男の実家で前部がへこんだ車を発見しました。「運転が終わってから酒を飲んだ」と話し、容疑を一部否認しています。
酒気帯び運転と報告義務違反の疑いで逮捕されたのは、福岡県八女市の塗装業、藤木力也容疑者(25)です。
藤木容疑者は去年12月29日午後4時すぎ、大牟田市唐船で、酒を飲んで軽乗用車を運転しガードレールにぶつかる事故を起こしたにもかかわらず、警察に報告しなかった疑いが持たれています。
事故を目撃した男性からの110番通報で警察が駆けつけたものの、現場に車はなく、ガードレールが損傷した状態でした。警察が、現場に残ったオイルの痕跡をたどったところ、およそ30分後に600メートルほど離れた藤木容疑者の実家で、前の部分がへこんだ軽乗用車とそばにいた藤木容疑者を発見しました。
藤木容疑者から酒の臭いがしたため呼気を調べたところ、基準値の8倍近いアルコールが検出されていました。
その後の捜査で容疑が固まったとして、22日に逮捕したものです。
警察の調べに対し「自分の車を運転し、交差点を右折中にガードレール にぶつかる事故を起こし警察に通報していないことは間違いありませんが、運転が終わってから酒を飲んだので飲酒運転はしていません」などと話し、容疑を一部否認しているということです。
警察は藤木容疑者がいつどこで酒を飲んだかなどについて調べることにしています。