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北九州市小倉北区の飲食店街 大規模な火災 約13時間後に鎮圧 「鍋の油から火が出た」

2024年1月4日 5:46
北九州市小倉北区の飲食店街 大規模な火災 約13時間後に鎮圧 「鍋の油から火が出た」

3日午後、北九州市小倉北区の飲食店街で複数の店舗を焼く大規模な火災が発生しました。

■重信奈央記者
「こちら北九州市小倉北区の商店街です。左手のビルから黒煙が勢いよく立ち上っています。この時間帯多くの人が行き交っていて、辺りは騒然としています」
■鳥町食道街の店主
「食道街が燃えているみたいですよと言われて、慌てて出てきたんです。皆さんが全焼と言っているので(店は)あきらめるしかないのかな」

消防によりますと、3日午後3時すぎ、北九州市小倉北区魚町で「店が燃えている」などの通報が相次ぎました。

現場は、JR小倉駅に近い飲食店や店舗などが密集するエリアで、火元は『鳥町食道街』と呼ばれる飲食店街にある飲食店とみられています。

警察によりますと、店の関係者は「鍋の油から火が出た」と話しているということです。

この火事によるケガ人はいないということです。

火は約13時間後にほぼ消し止められましたが、出火から20時間以上がたった4日午前11時半時点でも、消火活動は続いています。

消防によりますと、焼けたのは35店舗ほどで焼損面積は2900平方メートルに上るということです。ケガ人は確認されていません。

火災を受け、北九州市の武内市長は4日午前、現場を視察しました。市は被災者向けの相談窓口を立ち上げ、復旧に向けた支援を進めることにしています。