【速報】“職員へのハラスメント” 市長の不信任決議案を否決 2度目の提出 福岡・宮若市
福岡県宮若市議会で19日、塩川秀敏市長への不信任決議案が提出され、賛成10人、反対4人で、可決に必要な出席議員の4分の3に届かず、否決されました。
塩川市長をめぐっては、複数の市の職員に対し8件のパワハラやセクハラがあったとする百条委員会の報告書が6月、議会で可決されています。
塩川市長は辞職を否定していました。
市長への不信任決議案が提出されるのは2度目で、提出した議員は「山積する課題を解決することなく市政への不信、混乱を招いた責任は免れ得ない」と提案理由を説明しました。
塩川市長は議会後に取材に応じ「職員、市民、議会に大変ご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げます」と頭を下げました。
そして、不信任決議案が否決されたことを受けて「職員の幸せなくして市民の幸せなし」と述べ、9月議会に職員を守るためのハラスメント条例を提案することや、市長の給料を6か月間、3割カットすることを挙げ「ハラスメントのない環境をつくってまいりたい」と述べました。
2度にわたり不信任決議案が出されたことについては「議会の意見として、真摯に受けとめていかざるを得ない」と話しました。