マダニの感染症で北九州市の80代女性が死亡 感染経路は不明 ことし県内の感染者は4人に 福岡
マダニが持つウイルスに感染し、北九州市で80代の女性が死亡していたことが23日、分かりました。感染経路は分かっていません。
北九州市によりますと、小倉南区に住む80代の女性は、5月12日に腹痛などの症状が出たため、14日になって入院しましたが、症状は改善せず白血球などが急激に減少しました。
その後、女性は20日に死亡し、検査の結果、マダニが持つウイルスによる感染症「SFTS=重症熱性血小板減少症候群」の感染が確認されました。
SFTSの感染経路としては、マダニにかまれる場合とヒトからの感染が確認されています。
この女性がどのように感染したのは分かっていません。
北九州市では23日、門司区の70代の男性も感染が確認されていて、ことし福岡県内で報告されたSFTSの感染者は4人となりました。