急死した12歳メスのゾウが動物園から搬出 国内の研究機関で検体に 福岡
ことし7月にミャンマーから福岡市動物園にやってきたアジアゾウ4頭のうち、12歳のメスのゾウが9月10日、急死しました。16日朝、死んだゾウが動物園から搬出されました。
■鬼丸ゆりか 記者
「急死した12歳のメスのゾウを乗せたトラックが今、ゆっくりと福岡市動物園から出てきました。」
16日午前8時前、福岡市動物園からトラックで搬出されたのは、10日に急死した12歳のメスのアジアゾウです。
ことし7月にミャンマーから福岡市動物園にやってきた4頭のうちの1頭で、死ぬ前にゾウヘルペスウイルスの陽性反応が出ていました。
解剖の結果、複数の臓器などに、ゾウヘルペスが発症した際に顕著に見られる出血が確認されましたが、死因の特定には至っていません。
福岡市動物園によりますと、搬出されたゾウは国内の研究機関でアジアゾウの骨格や筋肉を研究するための検体となり、その後、骨格標本として展示される予定だということです。