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偽ブランド品の廃棄処分を公開 3万1000点を粉砕機に 差し止め数は増加 門司税関は取り締まりを強化 福岡

2024年2月20日 19:20
偽ブランド品の廃棄処分を公開 3万1000点を粉砕機に 差し止め数は増加 門司税関は取り締まりを強化 福岡
偽ブランド品の廃棄処分を公開

門司税関が20日、偽ブランド品の廃棄処分を公開しました。

■吉村史織アナウンサー
「日本に持ち込みが禁止されている模造品が粉砕機に次々と入れられています。」

北九州市で20日、廃棄処分されたのは、門司税関が2021年以降に知的財産権を侵害するとして輸入を差し止めた偽ブランド品や人気キャラクターのグッズなどおよそ3万1000点です。

門司税関によりますと、去年、上半期に差し止めた偽ブランド品などはおよそ3万9000点で前の年の同じ時期に比べて2.7倍と大幅に増加しています。

その背景として、健康被害を及ぼす恐れがある偽の医薬品の差し止めが相次いでいるということです。

■門司税関・知的財産調査官
「(通信販売などで)日本国内で買ったと思っていても、実は海外から品物が送られてくることがある。ブランド品なのに極端に価格が安い、サイト内の日本語の表記がおかしいなどに注意をしてほしい。」

新型コロナの水際対策が緩和され、海外からの渡航者が増えていることから門司税関は取り締まりを強化したいと話しています。