【独自】防犯カメラに“さい銭泥棒” 何度もひっくり返しポケットに 計1万円被害 福岡市
福岡市にある神社の防犯カメラが捉えた罰当たりな犯行です。映っていたのはさい銭箱を何度もひっくり返し、出てきた小銭を持ち去る人物の姿でした。
画面の奥から黒いTシャツの人物が神社の拝殿に入ってきました。おみくじなどが置かれた台を手際よく動かすと、次の瞬間、さい銭箱をひっくり返しました。
さい銭箱から出てきた小銭を一つ一つ丁寧に拾い上げ、ズボンのポケットに入れていきます。
11月6日の夜、福岡市中央区大宮の宇賀神社で防犯カメラが捉えていた映像です。
黒いTシャツの人物はその後も、さい銭箱を5回ひっくり返し、そのたびに出てきた小銭をポケットへ入れました。
最後にさい銭箱とおみくじの台を元に戻すと、何事もなかったかのように立ち去っていきました。
宇賀神社は、西鉄平尾駅から歩いて10分もかからない住宅街の一角にあります。
夜間の防犯対策として鎖をつなぎ、30センチほどしか開かないようにしていました。
■加藤雅大記者
「犯人はさい銭を入れるためのわずかなすき間から侵入したとみられています。」
防犯カメラの映像を確認すると、拝殿に侵入した人物はやせ形だったことが分かります。
神社によりますと、ことし9月以降、さい銭の一部がなくなる被害があわせて6件確認されていて、総額は約1万円としています。
■宇賀神社・西村 光正さん
「参拝していただく方がたくさんいる中で、その方々の心を踏みにじるさい銭泥棒をやってはいかんということを分かっていただいて。」
神社側はさい銭の盗難として、警察に相談しているということです。