【再入札】工藤会の本部事務所跡地に福祉施設「希望のまちプロジェクト」予定価格内で入札 今年度中の着工を目指す 北九州市
工藤会の本部事務所跡地に建設が計画されている福祉施設について、初めての入札は資材高騰などの影響で不成立でしたが、12日に行われた再入札は、予定価格内で入札がありました。
NPO法人・抱樸(ほうぼく)は、北九州市小倉北区にある特定危険指定暴力団、工藤会の本部事務所跡地を取得し、福祉施設を新たに建設する「希望のまちプロジェクト」を進めています。
ことし5月に行われた初めての入札では、2社の参加があったものの1社は辞退し、もう1社は資材高騰などの影響で入札価格が予定価格の12億円を上回っていたことから、不成立となっていました。
その後、クラウドファンディングや設計を見直すなどして資金計画を再検討し、12日の再入札では予定価格の範囲内での入札があったということです。
建設が予定されているのは、生活が苦しい人たちが一時的に暮らせる部屋や、地域の交流スペースを備えた複合的な福祉施設です。今後は、年内の正式契約に向けて手続きを進め、今年度中の着工を目指すということです。